1.設立の趣旨と目的
郷里を離れて都会で働き、学ぶ青少年の不安や心細さは今でも昔と変っていないと勘案し、あさぎり町ふるさと会活動の一環として、あさぎり町とふるさと会が協調して、都会で働き・学ぶあさぎり町出身の若人の精神的支援をすることを目的とする。
2.相談支援内容と仕組み
支援組織は別紙の通りとする。原則として、対象は旧五ケ町村出身で都会で働き、学ぶ若人で、各ふるさと会単位での支援とし、子供を送り出した父母の心配にも応えるものとする。相談と支援の仕組みは、たとえば、免田出身の若人が中部地区に就職ないし就学していて、相談したいことができた場合、ふるさと会代表か、免田地区担当の相談員に電話連絡してもらう。この場合、本人自身でもいいし、郷里の親族からでもいいことにする。相談内容や支援内容によっては、ふるさと会の適任者も加えて相談にのり必要な助言をする。また、男性からの相談者には男性が、女性からの相談には女性相談員があたるようにするため、各校区ごとに男女1名づつの相談員を決めておく。
3.相談内容とプライバシイ守秘義務
相談内容は、ホームシック、トラブル、転職・転学、挫折感や意欲喪失、居住地や職場での人間関係など、若いとき我々が悩んだり困ったりした内容である。なお、相談を受けるにあたり、相談者のプライバシイを尊重し、知り得た事実は守秘義務とする。相談にあたり、われわれは、相談者よりも経験も豊かで、居住地区の事情や情報により詳しいはずであるから支援効果をあせらず、相談内容をまず聞いてやることで本人の悩みや迷いが半減することを旨とする。
4.支援制度の周知と実施
あさぎり町は町の公報や報道機関などでこの制度を公表し、また、出身学校にもこのような支援組織があることを知らせる。この制度は、関西、中部、関東地区で同時スタートとし、あさぎり町と協調して実施する。
「三大都市圏在住の若者の心の支えになれば」
あさぎり町出身及び関係者で組織する「ふるさと会」は、新町の発足後関東、中部、関西の三大都市で統一され、本町との情報交換や交流など様々な活動が行われていますが、このたび、都会で学び、働く本町出身の若者の心の支えになろうと支援組織が立ち上がりました。
昨年12月に名古屋市で開催された三地区合同会議で歩調を合わせ設置することを確認し、それぞれの役員会で設置が決定されたもので、組織は各ふるさと会の役員が中心となり、相談員として活動を行うことにより新天地で学び、働く若者の精神的な支えになればとの思いからふるさと会相互の連絡体制をとりながらホームシックや学校・職場での人間関係などの相談に応じるというものです。
具体的には、それぞれの出身校区毎に相談員を設け、相談者の地元出身の会員が親身になって相談に応じ、個人のプライバシーにも配慮していくこととしています。
詳しくは、各ふるさと会までお問い合わせください。出身地の相談員が紹介されます
あさぎり町中部ふるさと会とは熊本県球磨郡あさぎり町出身者、及び あさぎり町と係わりのある方々の中部地区での親睦団体です。